高血圧

※合併症麻酔に一歩深い知識を



概要

高血圧は最も頻繁に遭遇すると言っても良い合併症です。特定の合併症が原因となっていることもありますが、9割は本態性高血圧となっています。

注意点

① 合併症の有無の確認

麻酔管理において高血圧自体は問題にならないことも多いですが、高血圧二より合併症が出現していない科には常に注意を払う必要があります。
左室肥大などの心疾患や脳血管障害、腎機能障害などの危険性は高くなっているものと認識する必要があります。

② 降圧薬の前投薬

高血圧がある患者の多くは降圧薬を内服している。前投薬の必要性については詳細は外部サイトにゆだねるとして大まかな方向性は以下の通りになっています。
悪性高血圧がある場合には術後の高血圧にも注意する必要があります。投薬の必要性や、術後の降圧薬の持続なども考慮する必要があります。

Ca拮抗薬:継続してもしなくても良い。低血圧になるのが嫌なら内服を避け、高血圧になるのが嫌なら内服継続する。
β遮断薬:基本的には継続するが、脳梗塞のリスクが高くなるとの説もあり。継続しない場合には心負荷をかけすぎないように気を付ける。
ACE阻害薬、ARB:血圧コントロールが不良になりやすいため基本的には中断する。継続しても問題ないとの説もある。


③ 血圧コントロールに注意

普段から血圧の高い患者は低血圧に弱い場合がある。過度の低血圧にならないように気を付ける。
また、血管が固くなっていることも多く、降圧薬や昇圧薬に強く反応し過ぎる場合もあるので注意。

④ 術中の高血圧

術中の高血圧の原因は交感神経の過剰な興奮であることが多い。その原因の多くは手術侵襲である。
基本的な鎮痛や鎮静が十分に効いているかを確認し、それでもコントロールが不良なら降圧薬を使用する。

  • 最終更新:2017-06-08 23:10:17

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