超音波関連の基本物理用語確認

※エコー装置の基礎がよくわかる本



用語集

各計算式はTEE計算式一覧のページにあります。
音速 音の進む速さ。空気中で340ms、軟部組織中で1540m/s、骨組織中で3500m/s。
超音波 20000Hzより高い可聴範囲外の音
音波の密・音波の疎 音波の密は音波が高密度・高圧力のところ、音波の疎は音波が低密度・低圧力のところ。
音響インピーダンス 媒質の性質に依存する、音響に対する抵抗のこと。
インピーダンス・ミスマッチ 音響インピーダンスが異なる二つの物質の境界で反射を生じ、音波が伝わりにくくなる現象。
音響パワー 音源から発生した音が特定の面を通過する際に1秒間に発生する合計エネルギーのこと。
減衰係数 物質が持つ、減衰のしやすさを示す値。軟部組織ではほぼ1である。
パルス 短時間に連続して発せられる音波の集まり(下図)。
パルス繰り返し周波数 一秒間に送信される超音波パルスの数。
パルス繰返し周期 パルスが生じてから次のパルスが開始するまでの時間
強度 音波のエネルギー密度のこと。
レイリー散乱 平面でない表面を持つ、波長の1/10程度以下の小さい物質の表面において、波が乱反射される現象。空が青い理由などで有名な散乱でもある。
ミー散乱 対象となる波長よりも大きい物質により生じる乱反射。
laminar flowの原理 液体の平均流速は液の粘性に比例し、密度、管径に反比例するものであり、それにより算出された速度以下であれば層流が保持され乱流を生じないとする原理。
ドプラ効果 観測者と被観測者の相対速度の違いによって音の周波数が異なって聞こえる現象
ドプラ偏移 ドプラ現象により周波数が上昇する現象。正のドプラ偏移では周波数が多くなり、負のドプラ偏移では少なくなる。
伝播速度 音波が物質の中を通過する速度
圧電効果 圧力を加えた際に機械的エネルギーが電気的エネルギーに変換される現象。受信時に用いられる。
逆圧電効果 圧電効果の逆の現象。電気的エネルギーが機械的エネルギーに変換される。送信時に使用される
圧電素子 圧電効果を引き起こす物質であり、人工物も天然物も存在する。圧電体や圧電物質とも呼ばれる。
ジルコン酸チタン酸鉛 診断用プローブに最も頻繁に使用されている圧電素子
キュリー温度 圧電素子が失活する温度。キュリー温度以上にすると圧電効果が不可逆的に消失するため、圧電素子を使用しているものはオートクレーブしてはいけない。
acute 鋭角を表す。これ自体は「鋭い」という意味の単語である。
Obtuse 鈍角を表す。これ自体は「鈍感な」「鈍い」を意味する単語である。
Oblique 90度ではないという意味。単語自体は「斜め」を意味するもの。
Orthogonal 直交するという意味。Orthoは「直」を意味する接頭語である。
スネルの法則 屈折の法則とも言われる。入射角と屈折角の関係を示す。
帯域幅 音波の最高周波数と最低周波数の差
機械的集束法 音響レンズなどを使用し音場の通り道を調整することで収束させる方法。
電子的集束法 振動子を短冊状に並べ、真ん中の方の振動子を外側より遅らせることで超音波を収束させる方法
電子的ステアリング 電子信号のタイミングをずらすことによって、電子的に傾斜をかける方法。
(補足:ステアリングとは元々は乗り物の方向を変えるための舵取り装置のこと)
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波の基本

※振幅が最大と最小の差でないことに注意してください。
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パルスとは

※横軸が距離ではなくて時間であることに注意して下さい。
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  • 最終更新:2017-05-16 12:14:01

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