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[PR] 麻酔科研修の素朴な疑問に答えます
※麻酔の雑学に強くなる
※ここでは、まだ記載すべき場所が整理されていない内容を記載しています。随時移動していきます。
※このサイトは要点のみを記載するようにしています。きちんと勉強するには成書を参照することを強く勧めます。
血圧と同側で薬を投与する時は注意。
時にはルートと血圧が同じ側にあることがありますが、その時は薬剤投与に時間がかかることと、一時的に薬物が静脈内にうったいするため、注意が必要です。
例えば、導入時にプロポフォールを血圧測定中に投与すると、鎮静もかからないまま、酷い血管痛が出現することがあります。
フルストマックの定義
フルストマックという言葉とイメージがない麻酔科医はいないと思いますが、意外と明確な定義をしているものが少ない印象です。ここでは一応の定義をしておきます。
1.飲食制限時間内に経口摂取をした、または可能性がある場合
※絶飲食時間については日本麻酔科学会のガイドラインまたは当サイトの術前管理のページを参照してください。
食事を摂取した場合、経口摂取歴が不明の緊急手術
2.胃内の排泄が遅れている場合
※リスク評価にはCTやXpなどで胃内容物を確認することが基本となりますが、怪しい場合にはフルストマックとして扱っても構いません。
腸閉塞、胃より下部の消化管狭窄、胃・食道出血の胃内貯留、抗コリン薬の大量内服
3.患者要因による腹腔内圧の上昇
※肥満についてはどこまでフルストマックと考えるかは意見が分かれると思います。
妊娠、高度肥満(BMI35以上)
- 最終更新:2017-03-16 12:00:16