基本的な超音波原理用語確認

※エコー装置の基礎がよくわかる本



用語集

各計算式はTEE計算式一覧のページにあります。
ドプラ信号強度 ドプラエコーにおいて深触子に返ってくる信号強度の強さ。速度と関係なく反射率が高いほうが値が大きくなる。
ドプラ速度 ドプラエコーにおいて深触子に返ってくる信号強度の速さ
近距離音場 near field、the Fresnel zoneなどとも呼ばれる。トランスデューサーから放出される音場のうち、トランスデューサーに近い方(下図音場の項を参照)。
焦点 トランスデューサーから放出される音場のうち、最大の強度を持つ位置(下図音場の項を参照)。
遠距離音場 far field、Fraunhofer zoneなどとも呼ばれる。トランスデューサーから放出される音場のうち、トランスデューサーから遠い方(下図音場の項を参照)。
振動子出力 探触子から発生する超音波の初期強度のこと。
パッキング材 圧電素子の共鳴を減らすことで、距離分解能を高めることを目的で使用されているもの(下図参照)。パルス持続時間と空間パルス長を短縮させる。
音響レンズ プローブから出た音場の方向を整え、音場の方向を調整するもの(下図参照)。
音響整合層 圧電素子の後方に取り付け、被写体からの反射が少なくなるように調整するもの(下図参照)。
フェースプレート 深触子と食道の間の接触を良好にするもの。一般には音響整合層と音響レンズをまとめてフェースプレートと呼ぶ。
超音波受信器のプロセシング 受信した超音波画像をモニターに表示するための過程のこと。増幅、補正、圧縮、復調、排除の順に行われる。
増幅(プロセシング) amplication。受信した全ての超音波信号を増幅する。
補正(プロセシング) compensation。深部の観察体ほど超音波が減衰していることを考慮して受信信号を補正すること。
圧縮(プロセシング) compression。ダイナミックレンジ内に信号が収まるように信号強度の比を維持したままデータを圧縮する過程。
復調(プロセシング) demodulation。電気信号の形を変化させモニターに適合するように調整する過程。自動で行われるため操作者が調製することは出来ない。レクティフィケーションとスムージングの二つの過程からなる。
排除(プロセシング) reject。最小強度以下の信号を全て排除し画質を向上させるもの。
プレプロセスコントロール 超音波で得られたアナログ信号をデジタル化する処理。
走査変換メモリ プローブに得られたデータをモニター用に変換するための仲介を行うメモリ
ポストプロセスコントロール デジタル信号をアナログビデオ様式に変換する処理。
デジタル 不連続な数字データとしてデータ化したもの。
アナログ ある連続した量を異なる連続した量で表すもの。例えば時間を角度に変換して保存するなど。
アナログ-デジタル変換器 アナログデータをデジタルデータに変換するもの。プレプロセスコントロールで使用される。
デジタル-アナログ変換機 デジタルデータをアナログに変換するもの。ポストプロセスコントロールで使用される。
ピクセル デジタル画像の最小単位のこと。画質に関与する。
ビット デジタルコンピュータメモリにおける最小の容量
ブラウン管 陰極線管を用いた電子銃を使用し電子を蛍光面にぶつけることで発光させるもの。超音波装置のモニターに用いられている。
パーシステンス機能 あるフレームの画像の持続時間を延ばすことで次の画像への変化を滑らかにする機能。
グレースケール 白と黒の二種類の色のみを用いて表す機能。
インターレース方式 1回の画像を描出するために奇数ラインと偶数ラインの二種類の画像を統合する方法。2つのラインから1つのフレームが作成されるため、1秒間に走査した回数の半分の数のフレームが出来ることになる。
プログレッシブスキャン 1回の画像を描出するために1回の走査を行う方法。1秒間に走査した回数と同じ数のフレームが出来ることになる。
ライト・マグニフィケーション write magnification。ズームともいう。すでに得られている画像を使用せずに、特定の関心領域について分解能を向上させながら新しい画像を構築すること。そのため空間分解能が向上する。
リード・マグニフィケーション read magnification。すでに得られている情報を用いて関心領域の拡大を行うこと。そのため、空間分解能は変化しない。
スムージング 凹凸の荒い信号を変換し滑らかにする復調の過程。
レクティフィケーション 全ての負の信号を正に変換する復調の過程。
ダイナミックレンジ 超音波装置が処理できる受信信号の最大値から最小値の範囲のこと。受信信号が大きすぎる場合には圧縮してダイナミックレンジ内に収める必要がある。
リニア走査 数個の素子からなる長い振動子を用いて平面状のビームを発信するもの。前面しか見れないためサイズを大きくしないといけない。
セクタ走査 直線状に並んだ振動子の発信のタイミングを調節することにより円弧状にビームを発信する。
セクタ角度 セクタ操作を行う際に映る扇形の幅のこと。セクタ角度が低い方が画質は上昇する。
探触子 超音波を発生・受信する振動子を組み込んだセンサーのこと。
アレイ探触子 探触子を複数並べることで信号制御を出来るようにしたもの。
リニアアレイ 1つの振動子の中に圧電素子を直線的に配置したもの。
環状アレイ 共通の中心の同心円上に圧電素子を配置したもの。内側が浅部を外側が深部を描出し、全ての深度で優れた方位分解能を有する。
円盤アレイ 圧電素子を円盤状に配置したもの。
リニアフェーズドアレイ リニアアレイを用いて電子パルスにずれを作り出し、集束や深度の調整を行う方法。
集束域 焦点周囲にあるビーム幅が狭い領域のこと。画質が高い。
Range equation 振動子から反射体までの距離を表す方程式。
スペクトル 複雑な情報や信号をその成分に分解し、成分ごとの大小に従って配列したもの。
ドプラスペクトル表示 ドプラモードでスペクトル解析を行ったもの。X軸,Y軸,Z軸の三次元的な解析となっており、X軸は時間や血流持続時間、Y軸はドプラ周波数偏移や速度、Z軸はスペクトル分析のグレースケール階調を意味している。
自己相関法 スペクトル解析の手法の一つ。カラードプラで用いられている。迅速だが正確性に劣る(記載者注:調べてもよくわかりませんでした。詳細を知りたい方はこちらを参照して下さい)
高速フーリエ変換法 スペクトル解析の手法の一つ。パルスドプラや連続波ドプラで使用されている。離散フーリエ変換を高速で行うもの。
チャープZ変換法 旧式のスペクトル解析法の一つ。
ゼロ交差検出法 旧式のスペクトル解析法の一つ。
タイムインターバルヒストグラム法 旧式のスペクトル解析法の一つ。
単一ゲート方式 サンプリング部位が一つだけのもの。パルスドプラ法で用いられている。
二重ゲート方式 サンプリング部位が二つあるもの。
複数ゲート方式 サンプリング部位を三つ以上用意しているもの。カラードプラで用いられている。
パケット 特定のゲートで送受信される超音波パルスの集まり
パケットサイズ 特定のゲートを通過するパケット内の超音波パルス数のこと。
ゲイン 画像全体の明るさを表すもの。観察対象がよく見えて、ノイズが出ない程度が良いとされる。
live 3Dモード 30度×60度の画角で描出されるバランスのいい3Dモード
3Dズームモード 90度×90度以下の画角で描出できる3Dモード。細かい部分の観察をしやすい
full volumeモード 4~7心拍の心電図同期により作成する3Dモード。最大画角100度×100度あり、目的にあった調整が可能
xPlaneモード 直行する2Dの2断面を同時にリアルタイムで使用するモード。
グルタールアルデヒド 経食道心エコープローブの消毒に使用される素材。20分以上浸すことが推奨されている。
 

画像

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  • 最終更新:2017-05-16 11:48:03

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